結局どの光回線が一番安いの…?
家庭でインターネットをするために光回線を引いてこようと思っても、巷には実にたくさんの種類があり、どれを選んでいいのか迷います。
そこで、ここでは今最もお得にインターネットやスマートフォンが利用できる7つの光回線をご紹介し、皆さんの光回線選びのお手伝いをしたいと思います。
光回線を選ぶ時の6つのポイント
焦らすわけではありませんが、その7つの光回線をご紹介する前に、どのような基準で光回線を選ぶべきか、そのポイントをお話しします。
100種類以上もある光回線サービスですから、安さだけで安易に決めてしまうと、後でもっと自分に合ったものを見つけてしまって後悔しかねません。
光回線を選ぶ時は以下の6つのポイントに注意しましょう。
- 「固定回線」か「移動式(モバイル)回線」か
- 運営会社やその回線は安心できるレベルか
- 月額料金がお得になるか
- キャッシュバックは本当にお得か
- 工事費はいくらか、またそれに対するサービスはあるか
- お得なプロバイダはどこか
では、上記のポイントをそれぞれ解説していきたいと思います。
「固定回線」か「移動式(モバイル)回線」か
「固定回線」というのは家まで光ケーブルが引いてこられている回線で、スタンダードなスタイルです。
皆さんも光回線でインターネットをすると言うと、このスタイルをイメージされると思います。
それに対し、現在新たなインターネット利用方法の選択肢として、「ポケットWi-Fi」のような持ち運びが可能で移動しながらインターネットができる「モバイル通信サービス」があります。
ここ数年、ポケットWi-Fiで動画が無制限に見られるサービスができ、スマートフォンで20~30GBといった大容量の通信が比較的低価格で利用可能になったことや、格安SIMでスマホの利用料を劇的に安くできるようになったことで、このモバイル通信サービスは急速にシェアを伸ばしています。
また、固定回線のようにケーブルを家まで引き込む為の工事が必要無いため、工事費が分割され月額料金に含まれ請求される固定回線よりもモバイル通信はかなり安く利用できます。
このため、今はインターネットの新規契約もしくは乗り換えをする上で脱「固定回線」を考える人も少なくありません。皆さんも、光回線を選ぶ上でモバイル通信という選択肢があることを意識しておくと良いと思います。
※ポケットWi-Fiについて詳しく知りたい方はこちらのページを参考にしてください。
運営会社やその回線は安心できるレベルか
インターネットの通信速度を左右する回線の品質のレベルは、光回線を引く前に調べておかなければならない重要なポイントの一つです。
また、運営元も、通信ができないといったトラブルが発生した時の対応がしっかりしている会社であってもらいたいものです。
回線や運営会社のレベルをはかる基準としては、全国的にサービスを展開しており、比較的設備の整った会社であるかどうかになります。
その点で以下の2社(回線)はどなたにもおすすめできるものです。
- 電話会社の最大手NTTの光回線「フレッツ光」
- 携帯電話会社大手KDDIの光回線「auひかり」
この時点で2社に絞ってしまいましたが、あくまで前述の選定基準をクリアしているというだけであって、エリアを限定すれば、他にも高品質の光回線はあります。
例えば、まだサービスエリアが首都圏とその一部しかありませんが、「NURO光」などは、SONYを親会社に持つプロバイダSo-netが提供する日本でもかなり先進的な通信技術を採用した光回線です。
この他ケーブルテレビ会社が運営する光回線の「J:COM光」も運営元としては安心できるものです。
ただし、光回線の仕様区分が光ケーブルと同軸ケーブル(低速になりがちな銅線ケーブル)との併用で、建物内では有線ルーターで端末を繋いでおかなければ高速通信でのインターネット利用ができないようです。
近年話題の光コラボレーションとは
上記のフレッツ光の回線を転用して独自の光サービスを提供する会社もあります。
そのサービスを「光コラボレーション」と言い、回線自体はNTT(フレッツ光)のものなので品質的には安心できるものです。
但し、運営元がNTTではなくなるため、トラブルが起きてももちろんNTTは対応してくれません。
転用した光コラボレーション事業者に相談しなければなりませんが、事業者によっては年中無休・24時間対応ではないところもあります。
また、流行りの光コラボレーションを利用しているので、一見お得になるようなプランを提示するものの、色々なオプションも勧められ、結局毎月のインターネット料金は以前より高くなってしまった等の問題も起こる可能性があります。
光コラボレーションについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
また、NTTのホームページで「光コラボレーション事業者」とその「取り扱いサービス」について一覧で見ることができるので、契約前には確認しておきましょう。
月額料金がお得になるか
光回線によっても、前述の固定かモバイルかでも月額料金が大きく違ってきます。
何より注意すべきは、新規契約なら「もっと他にお得な光回線はないか?」、乗り換えなら「今より安くなるのか?」であると思います。
とりあえず、以下の回線別月額費用相場で大手光回線を比べて見ましょう。
・【光回線】(回線区分)
一戸建て / 集合住宅月額相場
・【フレッツ光】(光ケーブル)
6,000~7,000円 / 4,000~5,000円
・【auひかり】(光ケーブル)
6,000~7,000円 / 5,000円前後
・【ドコモ光】(光コラボレーション)※工事費無料キャンペーン適応
5,000円前後 / 4,000円前後
・【ソフトバンク光】(光コラボレーション)※工事費無料キャンペーン適応
5,000円前後 / 4,000円前後
・【NURO光】(光ケーブル)
6,000~8,000円 / 4,000~8,000円
・【Yahoo!Wifi】(ポケットWifi)
3,000~4,000円 / 3,000~4,000円
・【スマモバ】(ポケットWifi)
3,000~4,000円 / 3,000~4,000円
・【UQWiMAX】(ポケットWifi)
3,000~4,000円 / 3,000~4,000円
ご覧のように、一戸建てと集合住宅とでは利用料金が違います。
集合住宅は1本の回線を複数の世帯で共有できるため、1世帯で1本を専有する一戸建て料金よりも安くなります。
マンションなどにお住みの方はマンションタイプの光回線を選ぶことによって、かなり料金を引き下げることもできますのでよく見極めてサービスをえらびましょう。
スマホとのセット割がお得
スマートフォンにはインターネット環境が必要です。
そこで、ドコモ、ソフトバンク、auに代表されるようなスマートフォンを取り扱う通信事業者がインターネット光回線事業も展開しています。
それらの通信事業会社は自社の端末をもっと手軽に低コストで使ってもらおうと、光回線と携帯電話、スマートフォンとのセット加入で高額の割引きをする「セット割」サービスを提供しています。
以下に大手通信事業者が運営する光回線の「セット割」相場を例として紹介します。
・ドコモ[ドコモ光]:携帯、スマホの料金から毎月最大3,200円割引き
・ソフトバンク[ソフトバンク光]:携帯、スマホの料金から2年間毎月最大2,000円割引き
・au[auひかり]:スマホの料金が2年間毎月最大2,000円割引き
・DMM[DMM光]:格安SIMとのセットで毎月500円割引き
以上のようにお持ちの携帯電話もしくはスマートフォンと同じ会社が提供する光回線サービスに加入することがトータルで考えると何よりもお得ではないかと思います。
キャッシュバックは本当にお得か
光回線事業者や平行して契約するプロバイダによってはかなり高額のキャッシュバックをしてくれるところもあります。
考えようによっては、契約期間の月数でこのキャッシュバック額を割り、その額を光回線の利用月額料金から引いて算出すると、更にお得に感じます。
例えば、24,000円のキャッシュバックを貰えたとして、2年間(24ヶ月)の契約なら、月額から1,000円の割引きを受けていることになります。
このようなキャンペーンも大いに利用するべきだと思います。
しかし、一方で、このキャッシュバックも乗り換え契約で発生した乗り換え元に対する違約金や工事費残額を補填する為に使わなければならなかったりしますので、一様に全額が新しい契約の光回線利用料金から差し引けるものでもありません。
いずれにせよキャッシュバックを利用しない手はないと思いますが、乗り換えしたものの、結局月額料金は特になっていないといったことにならないよう、しっかりシミュレーションしてから申し込みましょう。
工事費はいくらか、またそれに対するサービスはあるか
光回線は前述の固定回線ならば、家まで光ケーブルを引いてこなければなりません。その引き込み工事をするために、取り付け作業員をはじめ、高所作業車や交通警備員が出動となり、工事費用が発生することになります。
この費用は、光回線にもよりますが、だいたい20,000~40,000円かかり、これを一括払い、もしくは2~3年で分割し、光回線の利用料に含めて月々支払っていくのが一般的です。なので、光回線の月額料金だけを見ると低価格に見えるものも、いざ契約して支払い請求を見ると、思っていたより1,000円以上高い額になっていたりします。
もちろん、契約時に各光回線事業者から、支払い総額の説明もあると思いますが、その前に、この工事費を無料もしくは割引きするキャンペーンを実施している事業者もあるので、よく調べておきましょう。
先程説明したキャッシュバック等も実は自社回線の工事費を補ってもらうためのものであったりします。
お得なプロバイダはどこか
光回線のなかには、もともとプロバイダの会社が光回線事業も展開するようになったものもたくさんあり、そのような光回線に付随するプロバイダはやはり同じ会社のもので固定されているのが普通です。そのような光回線とは対照的に、フレッツ光やドコモ光のように複数のプロバイダが対応している光回線ももちろんあります。
それらはだいたい光回線とプロバイダ料金がパックになっており、どのプロバイダを選んでも同額かもしくはほとんどプロバイダ料金に差はありません。
しかし、ここで注意したいのは、そういった状況であるので、各プロバイダは自社を使ってもらおうと、他社との差別化をはかるため独自のキャンペーンを実施しているところもあるという点です。
同じプロバイダ料金なら、ちょっとでもお得になるものを選ぶことをおすすめします。また、後程おすすめの光回線のおすすめプロバイダも紹介していこうと思います。
主要光回線13社を比べてみる
ではここで、100以上ある光回線の中から、契約してお得だなと思われるものを13社挙げます。ここで選出した理由としては、それぞれ上記の6つの視点から調査してみてほぼほぼクリアできているものであり、かつ10名以上のユーザーからレビューを貰え、そのうち9割が「満足している」と答えたものにしています。
※100以上ある光回線すべてのユーザーインタビューは不可能でした。よって主要な回線数十個に絞り混み、そこからさらに上記条件で13社選出しております。
【主要光回線比較表】
光回線 |
仕様区分 |
月額(円)一戸建/集合住宅 |
キャッシュバック |
工事費 |
お得情報 |
|
フレッツ光 |
光ケーブル |
5~6,000 |
4~5,000 |
有 |
平均的 |
・光コラボで他社へ乗り換え時に便利 |
auひかり |
光ケーブル |
5,000前後 |
4,000前後 |
有 |
やや高め |
・スマホとセット割有 ・工事費割引有 |
ドコモ光 |
光コラボ |
5,000前後 |
4,000前後 |
dポイントバック |
無料 |
・スマホとセット割有 |
ソフトバンク光 |
光コラボ |
5,000前後 |
4,000前後 |
有 |
一部無料 |
・スマホとセット割有 ・他社違約金負担 |
TSUTAYA光 |
光コラボ |
5,000 |
3~4,000 |
無 |
安め |
・動画見放題プラン付 |
J:COM光 |
光・同属ケーブル併用 |
5~6,000 |
5~6,000 |
有(エリアによる) |
無~高め |
・エリアやプランによって工事費無料有 ・エリアによって割引有 |
So-net光 |
光コラボ |
5~6,000 |
4~5000 |
有 |
無~平均 |
・auスマホとのセット割有 ・新規工事費用相当額をキャッシュバック |
エキサイト光 |
光コラボ |
4~5,000 |
3~4,000 |
無 |
安め |
・業界最安水準 |
@nifty光 |
光コラボ |
5,000前後 |
4,000前後 |
有 |
安め |
・auスマホとのセット割有 |
DMM光 |
光コラボ |
4~5,000 |
4,000前後 |
無 |
安め |
・格安SIMとのセット割有 |
U-NEXT光 |
光コラボ |
5~6,000 |
4~5,000 |
有 |
平均的 |
・格安SIMが最大半年無料 |
BIGLOBE光 |
光コラボ |
5,000前後 |
4,000前後 |
一部の契約で有 |
安め |
・格安SIMとのセット割有 |
OCN光 |
光コラボ |
5,000前後 |
4,000前後 |
有 |
平均的 |
・格安SIMとのセット割有 |
以上ですが、月額はプロバイダ料込での概算(工事費別)となっています。プロバイダを選べる光回線では、契約内容によって多少異なってきます。また、キャッシュバックなども申し込み方によってもらえるとは限らないためご注意ください。これらのキャッシュバックを貰える申込み方(窓口)は後ほどご紹介します。
さて、比較してみてそれぞれの光回線の特徴は掴んでもらえたかと思いますが、この中から一番安そうな光回線を選べばいいと言うわけではありません。前述したとおり、同じ会社が提供しているスマートフォンとセットでトータル的にコストが下げられるお得な光回線があります。つまり、あなたがお持ちのスマートフォンのキャリアが何かで選んだ方がお得なものがあるので、それをこれから紹介していきます。
実はそれら本ページで一番おすすめしたかった7つの光回線たちなのです。是非参考にしてもらえればと思います。
4.スマホとセットでお得なおすすめ光回線7社
それでは、以下のポイントを踏まえながら、おすすめの7社を紹介していきます。
・プロバイダを含めた月額利用料がお得
・スマートフォンとのセットでトータル的にお得
・工事費がお得
おすすめ7社
①ドコモ光:ドコモの携帯電話やスマホが安くなる。
②ソフトバンク光:ソフトバンクの携帯電話やスマートフォンが安くなり、開通工事費が無料。また他社違約金を還元。
③auひかり:auのスマートフォンが安くなり、キャッシュバックが充実。
④@nifty光:auのスマートフォンが安くなり、フレッツ光の回線転用で工事費が割安。
⑤So-net光:auのスマートフォンが安くなり、フレッツ光の工事費残高を負担。
⑥DMM光:DMMの格安SIMとのセットがトータルで格安。初期工事費無料。
⑦エキサイト光:回線のみの料金が業界最低水準で縛り無しなので、どの端末とでも組ませやすい。フレッツ光の回線転用で工事費が割安。
以上の7社になりますが、これからそれぞれ詳しく説明していきます。その際、ご紹介する実質月額は下記を条件とし、算出しています。
・プロバイダが選べる光回線は一番おすすめと思われるプロバイダとのセット料金。
・スマホとのセット割等を最大限利用した場合、スマホ料金の割引も光回線の割引分に含める。
4-1.ドコモ光
NTTドコモの光サービスで、NTTの光回線を使っており、安心の品質です。
スマホとのセット割で月々最大3,200円の割引が受けられますが、もし「ドコモずっと割」を併用した場合、さらに2,500円の割引が受けられます。このようにスマホの高いプランを使っている人ほど高額の割引を受けられます。
また、ドコモ光はプロバイダ選択式になっており、25社から選ぶことができます。ただ、その内現在何らかのキャンペーンを行っているのは3社だけとなっています。
ここではその3社のうち「GMOとくとくBB」をおすすめしたいと思います。というのは、高額dポイントの返還は他でも実施していますが、エリア限定で5,000~10,000円のキャッシュバックを行っており、さらに定価16,500円ほどする高性能の無線ルーターが無料レンタルとなるからです。
ですので、ドコモ光への申し込みは、プロバイダGMOとくとくBBの公式ホームページから申し込まれることをおすすめします。
では、プロバイダ込み、スマホとのセット割を3,200円として実質月額を算出すると、一戸建て・集合住宅でそれぞれ2,000円~/800円~となります。
工事費はフレッツ光からの乗り換えとなると、すでにフレッツ光開設分の支払いが終わっている場合は無料ですが、残っている場合はドコモでの負担は基本的に無く、フレッツから残額を請求されますので注意しておきましょう。
尚、割引やキャンペーンの条件や上記工事費については必ずそれぞれ公式ページで確認しておくようにしてください。
・ドコモ公式ページ「http://gmobb.jp/docomohikari/」
・GMO公式ページ「https://gmo.jp/」
4-2.ソフトバンク光
ドコモ同様大手携帯電話会社が、光コラボレーションによって提供する光サービスです。ソフトバンクのスマートフォンとセットで適応される割引「おうち割」があり、ソフトバンクユーザーにはお得な光回線です。さらに、乗り換え契約の場合は乗り換え元で発生した違約金や回線撤去工事料を全額負担してくれるため、乗り換えやすさも定評があります。
プロバイダはYahoo!BBのみで、そのプロバイダ料込みの料金です。そこから、スマホとのセット割最大2,000円が可能だったとして、実質月額は一戸建てで3,200円~、集合住宅で1,800円~になります。
申込みの窓口としてはソフトバンク光代理店である「株式会社アウンカンパニー」をおすすめします。㈱アウンカンパニーでは24,000円という高額キャッシュバックを実施しており、そのキャッシュバックの条件にオプション加入等の必要が無く、申請もスムーズです。
おうち割、セット割条件や代理店キャンペーンは以下URLからご確認ください。
・㈱アウンカンパニー公式ページ「 https://aun-softbank-hikari.com/」
4-3.auひかり
通信事業会社KDDIの提供する光回線で、その名が示すようにauのスマホユーザーにはお得なサービスです。auのスマートフォンとセットで最大2年間、毎月最大2,000円の割引が受けられます。但し、auひかり(固定)電話への加入(一戸建て30ヵ月・集合住宅24ヵ月)が必要で、月額基本料が500円かかってしまいますが、初期工事費用が割引され、また家族の中で他にauのスマートフォンを使っておられる場合は、その全員のスマホ代からそれぞれ割引される他、その固定電話と自分達のスマホ間の通話が無料になる為、au光は家族丸ごとauユーザーになると非常にお得です。
プロバイダはドコモ同様選択式で、プロバイダ経由で申し込んだ方がお得になる可能性が高く、おすすめは「So-net」です。他に6社(全7社)のプロバイダがあり、その内So-netを含めて5社が独自のキャンペーンを行っているのですが、その中からSo-netをおすすめする理由は以下の通りです。
・35,000円のキャッシュバック
・2年間最大で月々1,900円(集合住宅は1,250円)の割引
このキャッシュバック額と割引額は他のプロバイダのそれと比べても圧倒的と言え、他のプロバイダには申し訳ないですが、So-netから申し込まない理由はありません。
また、auから直接申し込むと、乗り換え契約の場合、他社違約金を最大30,000円まで負担してくれますが、プロバイダのキャンペーンを受けられなくなります。となると、やはりSo-net経由で契約しておいたほうがお得なようです。
では、そのSo-net込みで、スマホとのセット割を最大の2,000円とすると、一戸建て及び集合住宅の月額はそれぞれ2,450円~と1,800円~になります。
auひかりは、独自の光ケーブルを使うため、新規でも乗り換えでも工事費がかかります。一括で37,500円、分割なら1,250円を30回払い(2年6ヵ月)、集合住宅は24回払いです。この金額をみると、やはりSo-netのキャッシュバックを利用した方がよさそうです。
いずれにせよ、割引条件や初期費用に関してはau、So-netそれぞれの公式ページを確認しておきましょう。
・au公式ページ「https://www.au.com/internet/」
・So-net公式ページ「http://www.so-net.ne.jp/」
4-4.@nifty光
フレッツ光のプロバイダとして名の通った@niftyが光コラボレーションによって提供する光サービスです。auとも提携を結び、auのスマートフォンとのセット割が可能です。割引額も月1,200円で、集合住宅になると2,200円~割引と、かなり高額です。これらの割引を受けられたとして、一戸建てでは月額4,000円~、集合住宅では2,200円~というように大変低コストになっています。もちろんプロバイダ(@nifty固定)込みの月額です。但し、工事費の負担等のサービスがありません。フレッツ光からの転用となると、手数料+フレッツ光の残高が請求され、新規契約なら17,000円の工事費が30回の分割で請求されます。ですので、@nifty光は、フレッツ光を使っているauスマホユーザーがフレッツの工事費を払い終えた後、乗り換えるのにはお得な光サービスだと言えるでしょう。
しかし、4-3項で紹介したように、auひかりではプロバイダと共にかなり高額なキャッシュバックもセット割も実施していますので、フレッツ光からの乗り換えは、工事費が払い終えられている方は、auひかりの方が月額もわずかに抑えられるかもしれません。ただしauひかりの場合は契約期間が長くなり、新たに回線を引く工事が必要となりますので、あまり縛られたくなく、工事等が面倒と思われる方は、@niftyに乗り換える方が良いでしょう。(実際、光回線は2年毎に、工事費等支払完了を目途に、その時どきのキャンペーンを利用して乗り換えていく方が、お得になっていくそうです。)
こちらも、公式ホームページで具体的な割引の条件等を確認しておきましょう。
・@nifty公式ページ「http://www.niftu.com/」
4-5.So-net光
こちらは、auユーザーでフレッツ光を使っており、まだ工事費を払い終えていない方におすすめの光回線です。というのも、このSo-net光の最大のメリットが、フレッツ光の工事費未払い分は全額So-net負担であるからです(新規契約も20,000円以上の工事費分キャッシュバック有)。そして、auとのセット割が適応されます。@nifty光に比べて、若干月額料金が高くなり、工事費負担の条件として、契約期間も30ヵ月と少し長めに縛られてしまいますが、今後安く長く使っていこうと思っているが、工事費残額が多く残っていてフレッツ光を解約しにくかった方にはおすすめです。
プロバイダはもちろんSo-netとなり、一戸建てで4,000円~、集合住宅で2,900円~の月額になります。
申込み窓口ももちろんSo-net公式ページからになります。契約の具体的な条件や初期費用は必ず確認しておいてください。
・So-net公式ページ「http://www.so-net.ne.jp/」
4-6.DMM光
DMMが提供する光サービスで、同じくDMMの格安SIMとセットで申し込むと、月々500円の割引を受けられます。そうすると、一戸建てで月額3,220円~、集合住宅で3,280円~という料金となります。そして、格安SIMに関しては3Gのデータ通信プランが月1,500円で提供されているので、すなわち、スマホと光回線が月5,000円弱で利用できることになります。一般的な光回線のみの月額を下回る合計額なので、光回線もスマホもトータルで安く利用したいと思っている方には大変おすすめです。
現在DMMのキャンペーンページから申し込めば、フレッツ光回線転用の場合は手数料2,000円割引、新規申し込みの場合は工事費が無料になるキャンペーンが実施されています。是非、ご利用ください。
但し、その前にやはり公式ページをチェックしておきましょう。
・DMM公式ページ「http://www.dmm.com/」
4-7.エキサイト光
「エキサイト光」はプロバイダ(BBエキサイト)含めた料金が業界最安水準です。スマホと光回線をセットにして複雑な契約条件で拘束し合いたくない方、特に格安SIMユーザーの方にはおすすめです。もし、DMMのように、自社SIMとのセット割があるならば別ですが、特にそういった割引の無い格安SIMであれば、どのSIMと一緒にこのエキサイト光を使ってもさほどトータルの月額料金は変わりません。それ以上に、エキサイト光では契約の縛りが無く、工事費さえ払い終えていれば、好きな時に解約ができます。違約金も発生しませんので、非常に利用しやすい光回線だと言えます。
因みに、工事費は、光コラボレーションの商品ですのでフレッツ光からの転用で、手数料と残高を請求されます。新規契約であれば16,000円~の工事費がかかります。それでも、月額コストを抑えた本サービスはかなりお得でしょう。
契約内容によっては別途工事費が発生することもあるので、事前に公式ページで具体的な契約条件や初期費用について確認しておいてください。
・エキサイト光公式ページ「http://www.exite.co.jp」
申込み方法について注意点
上記各光回線の契約申し込み窓口をそれぞれ紹介しましたが、その他にも「価格.com」のサイトから申し込むこともできます。ただ注意してもらいたいことがあります。
価格.comも独自のキャンペーンを行っており、かなり高額なキャッシュバックをしているように見えます。しかし、実は以下のような制約があったりして、かなり面倒な契約になります。
【「auひかり×So-net」の組み合わせに申し込んだ場合】
・短期で解約した場合違約金が20,000円増える
・月々の割引額と割引期間が半減(1,700~1,900円→810円、24ヵ月→11ヵ月)
やはり、申込みはこちらで紹介している公式ページから申し込まれることをおすすめします。
(各光回線申込窓口)
光回線 |
申込み窓口 |
ドコモ光 |
GMOとくとくBB |
ソフトバンク光 |
アウンカンパニー |
auひかり |
So-net auひかり |
@nifty光 |
@nifty光 |
So-net光 |
So-net光 |
DMM光 |
DMM光 |
エキサイト光 |
エキサイト光 |
まとめ
一部ではありますが、主要な光回線各社の特徴を比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。特に数ある中から厳選した7つのおすすめ光回線のうち、利用してみようと思った光はあったでしょうか。
インターネット光回線は「モバイル」や「光コラボレーション」によって柔軟に選べるようになってきたものの、逆に言えば、選択肢が増えすぎている状態だといえます。そして、今後も選択肢は増え続けていくことでしょう。
しかし、そうなっても本項で紹介したような以下のポイントから検索していけば、必ず自分に合った1つが見つかるはずです。
・「固定回線」か「移動式(モバイル)回線」か
・運営会社やその回線は安心できるレベルか
・月額料金がお得になるか(スマホとのセット割はあるか)
・キャッシュバックは本当にお得か
・工事費はいくらか、またそれに対するサービスはあるか
・お得なプロバイダはどこか
まあ、これらについていろいろ調べて比較したうえで、一番良いのではないかと思う光回線をここで7つご紹介しているわけですので、もうこの中から選んでしまっても良いかと思います。
とにかく、皆様がお得な、今より低価格の光回線を見つけられることをお祈りしております。
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